築地場外市場 季節の魚講習会

築地場外市場の魚河岸スタジオのイベントセミナーに参加し始めたのは昨年からです。
この歳になるまで魚もおろせないなんで、お恥ずかしい限りなのですが・・・魚をさばくのが長年の夢でした。
築地の講習会で魚のさばき方講習会があるのを知り、出刃包丁まで買って準備周到で挑んだのですが、申し込み開始と同時に定員がいっぱいになり、いまだに行けていません。
その代わりに比較的申し込みやすいといっても、不定期に行われる講習会なのですが、季節の魚講習会には参加できています。・・・今回で3回目ですが
3回目の今回は春の魚サクラマス
桜鱒と筍の焼きサラダ仕立て
桜鱒の潮汁
桜鱒と大根の葉の炊き込みご飯

この講座では調理実習はありませんが、講師が調理した料理の試食があります。

料理は全般的に苦手です。特に魚料理は焼くかもしくは煮魚を順繰りに調理するくらい。
ごくたまに、やる気になって料理本を買っても、ほとんど眺めるだけになってしまう。まずは素材、魚の種類がわからない。調理方法、盛り付け、味付け、出汁の取り方、その他わからないことだらけなのですが、プロの調理人にわからないことを瞬時に聞けて、毎月一回とか週に一回のように決まった習い事と違って、運が良ければ行ける。そして、知ってる魚もあるけれど、知らない魚の蘊蓄も教えてもらえる、願ったりかなったりの講座です。

ちょっとした用事なら、メールより直接、電話ですませたい私は、息子たちに言わせれば、めんどくさい昭和生まれらしいのですが、知らない料理を使ったことのない調味料やスパイスで味付けしても、元の味がわからないモノには、いいね!くらいしか返す言葉が見つからないのです。調理に苦手意識がある私は、根掘り葉掘り聞きながら、「へぇ~こんな味なんだ」「こうすればいいんだ」と納得できないと作る気にならないのです。

それはさておき、この講座に通うようになってから築地での買い物のハードルはどんどん下がっていきました。
なにせ、仲卸の築地京富5代目社長 門井直也さんや、神楽坂あさだ店主 浅田隆明さんとも親しくなれて、築地で知っている店で魚を買う、なにを買いたいのかわからなくても相談に乗ってもらったり、お店を紹介してもらえる。ここぞというときに行ける和食店も神楽坂にできた。これは鼻も高くなります。

講師の先生は
★築地京富5代目社長 門井直也
日本橋時代から続く魚の仲卸。お客様目線の品揃えと目利き力が評判。料理人の経験もあり、これまで実施した講座は、初心者でもわかりやすいと人気。「築地魚河岸」の事業部長も務めている。

★神楽坂あさだ店主 浅田隆明
銀座の割烹や都内ホテルで腕を磨き、神楽坂の人気店「くろす」「樹」の料理長を経て独立。修行時代から築地に足を運び、今でも魚の仕入れは築地。「和食店はうまい魚を食べるところ」をモットーに、素材を活かした味を提供している。

講座終了後は波除神社によって、御朱印をいただきました。