「タケノコ生活」とは…終戦後、生活苦のために、手持ちの家具や衣料品をその都度売って生活することです。タケノコの皮を一枚ずつ剥いでいく様子に似ているのでタケノコに譬えた言葉のようです。
先日あるテレビ番組で作家の林真理子さんが、お話していたことがとても印象に残りました。
「私たちの世代、バブルの時に買いまくった物ありますでしょ?今そういう物を売ってると結構いい値段になるので、私たち“新タケノコ生活”って言ってるんですが」と、終戦後、家計困難のためにタケノコの皮と1枚ずつはぐように、衣類や持ち物を売って生活費をした「タケノコ生活」にかけて笑っていました。
そうなんですよね。私たち、60代から70代の世代はバブリーに浮かれ、バブル景気の頃に買い漁ったブランド品がたくさん手元に残っています。かくいう私も若い頃のブランド品やアクセサリー類、ブランド食器や靴、カバンと一通りの無駄遣いをしたクチです。
今はもう、ブランドバックより軽くてなんでも入るトートバッグが主流だし、派手な色合いのスカーフもキラキラしたアクセサリーも無用の長物になってしまいました。今までは捨てたり、人にあげたりしていましたが、タケノコの皮と1枚ずつはぐように、衣類や持ち物を売っていると、今まで捨ててた物がこんなにお金になるんだと思うと本当にうれしい。
"Almost everything will work again, if you unplug it for a few minutes."
あなたがそれを抜くならば、ほとんどすべてが再び機能します。

日々の生活でも人生においても、休んでみる、活動にブランクを置いてみると再び動くようになることがあります。
前はよく使っていたけど、今はほとんど使っていない、バブルな思い出いっぱい詰まっていたとしても、今は死蔵品と化しているモノたちも私の手を離れて誰かが、どこかで生き返らせてくれるかも…と思えば、大げさかもしれませんが、誰かの手に渡ることでモノも小さく生まれ変わるような気もします。