悩みがちなモノを手放す捨て時基準

「これ、捨てるべき?」「古いけど使える?」
使えそうなものを捨てるのはもったいないと思うもの。しかし、見た目は変わらなくても実は使えないものは少なくありません。悩みがちなアレコレ…捨て時がわかれば迷わず捨てる決心がつきます。

食品

  • 液体調味料は冷蔵庫で3か月が基本です。
    アルコール度が高い酒や本みりん以外は、冷蔵庫で保存し、3か月ほどで使い切ってください。殺菌作用の高い酢は、1年でも大丈夫です。
  • ドレッシングは2か月以内に使い切りましょう。
  • めんつゆは2週間から1か月。
  • 小麦粉や片栗粉は密封すれば半年から1年。注意すべきはお好み焼き粉やホットケーキミックス開封後は2週間以内に使い切って。
  • インスタント食品や缶詰、レトルト食品も永遠ではありません。賞味期限が3か月過ぎたら、捨て時です。
  • 冷凍保存を過信するのはやめましょう。1か月程度で食べきりましょう。霜で保存袋の中身が見えなくなったものは乾燥が進んでいておいしくありません。
  • 好みではないお土産や頂き物は結局食べません。結局食べずに捨てたことがありませんか。好きそうな人がいれば「もらいものだけど」と差し上げた方がお土産も無駄にならず、人にもよろこばれます。

食器・調理器具

  • 重たい・欠けている・洗いにくいは結局使いません。
  • 来客用食器は定期的に来る予定のある人数分だけで十分です。
    たくさんの料理を作って、もてなすのは年齢とともに負担になります。それよりは大人数が来たら外食したほうが自分にとっても楽です。
  • 焦げたフライパンを使うと「テフロンを食べる」ことになります。
  • 匂いが取れない保存容器は雑菌の温床です。
  • コンビニでもらう箸やスプーンは数を決める
  • 子供が小さいときに活躍したたこ焼きプレートやケーキの型、お弁当箱など、収納スペースを圧迫する割には今の食生活に合ってないものばかりです。

古い化粧品

  • 試供品は一か月以内に使い、溜めない・残さない
  • 口紅の使用期限の目安はスティックタイプで約1年。リキッドタイプで6か月です
  • 開封したファンデーションは1年以内に使い切るのがベスト。
    肌の色も年齢とともに変わるので3年以上前のモノは処分
  • マスカラやアイラインは6か月が目安、無理に使うと結膜炎の恐れも・・・

家電類

  • 電源タップは消耗品です。古いものは使うのを控えましょう。
  • 年に一度は点検し、異常を見つけたら処分。

園芸用品

  • 湿気を含んだ古い土はカビの発生源になり、アレルギーなどの原因になります。
  • 土を野外で乾燥させて再利用するか、自治体に問い合わせをして、処分を依頼する。

来客用布団

  • 使用頻度が年に1~2回ならレンタル布団を活用するのも手です。
    一泊数千円で借りられ、利用後は即回収してくれます。手入れする手間がなくなり、家事の負担が減ります
  • 予備に一組あれば十分です。

座布団・クッション

  • 中綿の厚みがなくなり、座り心地が悪くなったら捨て時です

プレゼントや思い出のモノ

  • 実用品として使い続けられるものは使い、使えないものはインテリアして飾れるものを厳選して残す。それ以外のモノは形見分けなどをして手放す。
  • 大量の写真はお気に入りを残してアルバムにまとめる。写真は直感でいいと思ったもの、見栄えの良いものを残し、選ばれなかったものは潔く処分。
  • 出す機会の減ったひな人形、五月人形、クリスマスツリーもしまい込んでいたら宝の持ち腐れに、今後も飾らないなら、必要としている人に譲るか、人形などは供養して手放す。

こんなもの、あんなもの

  • 山盛りの文房具の中には使えないものが、よく使うものだけ残して処分。
  • 去年使った灯油は劣化していることがあるので、新たに灯油を買う際に、販売店で回収してもらえるかを相談してみる。
  • 頑張れば履ける靴はこの先履くことはありません。履きごこちの悪い靴は処分。
  • 使用頻度の少ない来客用スリッパはなくてもOK。スリッパを出されなくても気にならない人は多い。
  • 頂き物の未使用タオルや洗剤、寝具、使い切れない手芸用品は介護施設や保育園などに寄付すると喜ばれます。地域の社会福祉協議会に申し出ると、相談に乗ってくれます。

もったいないからと食べておなかを壊せば、本末転倒。電源コードも強引に使い続けると事故のもとで危険がいっぱい。ギュギュウ詰めの食器棚や使わないのにしまい込んでるものは、収納スペースを奪い、ダニの温床にもなっています。

棚に詰め込まれたものや、床や庭に散らばるものは、年齢を重ねるごとに。掃除が行き届かなくなり、モノに躓きやすくなります。
安全、安心、快適に暮らすためにも、モノは少しずつ手放していきましょう。
しまい込んでいるだけなら、大切にしていないのと同じことです。