その節約ではお金はたまりません
私も若いころは60歳を過ぎたら働きたくない、働かなくてもいいだろうと思っていました。
しかし、いざその年齢に達してみると、働かなければ食べていけない現実が待っていました。
これから年金だけに頼って生きるためには、節約しなくてはと思って、励んでみたけれど、見合った効果があるとは限らないものです。
ひよっとしたら、間違った節約方法を、ただひたすら、疑いもせず実行していたのかもしれません。
まとめ買いはお得
「3個1000円」「5000円以上で送料無料」といった商品は、一見まとめて買ったほうがお得なようですが、使い切れないと、その分は無駄な出費になります。自分にとって適正量か、吟味してみましょう。
夫婦二人の老後や、一人暮らしの人には、何個か袋入りになった野菜は持て余すことが多いのではないでしょうか。ネギや大根、さらに、じゃがいも、人参、玉ねぎなどは『常備しておくもの』という発想をやめる。買い置きできる野菜も『必要な時に必要な量だけ買う』と考えると、野菜を無駄に捨てることがなくなります。
100円ショップでコストカット
高価なものは慎重に買いますが、安価なものは「ちょっといいな」と思っただけで買ってしまいがちです。
小さな出費も、積み重なれば大きな出費です。手ごろなお店での買い物こそ「本当に必要なものなのか」買う前に慎重に考えてみましょう。
エアコンはこまめに消す
エアコンは30分以内に再稼働させるなら、つけっぱなしのほうが節約になる傾向にあります。
定額サービスは費用を抑えられる
一見お得な「〇〇放題」などの定額サービスは、じつは新たな固定費といえます。
十分に活用できなければ、毎月の無駄な出費に。半年に一回は、利用状況をチェックしてみましょう。
小銭貯金
「500円玉貯金」のように小銭貯金ははじめやすく、専用の貯金箱を使ってゲーム感覚でできるのが魅力ですが、せっかく貯めても換金しにくいので、残念ながら資産形成には向いていません。
じつは…(笑) 私も500円貯金やっています。
毎年、年末に封を開けるのですが、今年は4万2千円溜まっていました。ウフフ💮
貯めるばかりではなく、溜まったお金で自分自身のご褒美に使うのも楽しみの一つです。
友人も5人のお孫さんのランドセル貯金をしているそうです。
資産形成やタンス貯金にはお勧めしませんが、使う目的があればこれも楽しみの一つにはなります。
どんぶり勘定だった私が60歳を過ぎたあたりから、家計簿をつけ始めました。
これが楽しくて…。今では、ボケ防止効果 (笑) と日記代わりになっています。
レシートをパソコンにつけているだけの簡単な家計簿ですが、眺めていると、買わなくてもよかったと思えるのや、無駄遣いの行動パターンが見えてきます。可視化することで無駄遣いを減らすためのマイルールや、無理なくできる自分なりの改善策を考えたりできるようになりました。
3か月、半年、一年とやりおおせたことで自信にもなります。