捨活トレーニング

親に寄り添う実家の片づけ

予定していた旅行が一緒に行く人の都合が悪くなり中止になりました。そういった日はまるまる予定がポッコリあいて、しかも前日とか前々日に決まるので、他の予定もなかなか入らないのでとても良い感じの空白の日になります。何をするかというと、本当に何もしないので、だいたい朝寝をしてごろごろして本を読んだり、ぶらぶらしていると一日が終わるのですが、普段いろいろなことをやっているとそのような一日があるととても心が落ち着きます。それこそ本当は仕事を前倒ししたり、部屋を片付けたりやればいいような気がしますが、せっかくの日なので、そのような用事はまた別の日にしっかり計画をして何もない一日を楽しむようにしています。本当はもうちょっと計画的に空白の日を入れた方がよいような気がしますが、なかなかそれができないのが人間難しいところです。

親に寄り添う実家の片づけ

実家の片づけは、大きく「生前整理」と「遺品整理」に分けられます。
遺品整理は、親がなくなった後、実家の状態が何もわからないまま片づけを行うことになるので、どこに重要なものがあるかわからず、そもそもどのように貴重品があるのかわからない。
推測で探すしかないので、当然、心身ともに遺族の負担が大きくなります。
一方、生前整理は親の意思を確認しながら整理することができます。その目的は2つ。
親にこれからの人生を楽しんでもらえるように暮らしやすくするためと親がなくなった後に遺族が困らない状態にしておくことです。

庭・玄関

庭の掃除というのは、親が苦手な力仕事が多いため、親の同意を得やすく、防犯対策にもなります。
草木の剪定や草むしりをして、枯れた植木鉢や不要なバケツなどは処分します。家事の経験も関係ありませんので着手しやすいところです。
玄関はモノを飾れば飾るほど煩雑な印象になります。玄関は家の状態を表すものなので、極力モノは置かずにスッキリさせましょう。
下駄箱内の靴は全部出して、何年も履いてない靴は処分します。スリッパを重ねるのも不衛生です。スリッパ立てもほこりがたまるので不要です。
手すりを付けたり、靴を脱ぐためのいすを置くと親切です。

居間・寝室

高齢になるとほんのわずかな段差にも躓くこともあります。カーペットがめくれない工夫をしたり、電気コードをまたぐことのないな家電の配置も重要です。
親の日常の行動ルートを想像し、動線上に障害になるものや危険なモノ、災害時に転倒しそうなものや割れそうなものを置かないようにしましょう。

洗面所・脱衣所

石鹸や歯ブラシ、整髪料、洗剤、試供品、ストック品などすべてのモノを広げて量を把握し、使わないものはどんどん捨てていきましょう。
洗面所はほこりがたまりやすい場所なので、カゴではなく、中身の見えやすい引き出しに必要なものは収納します。
床にはモノを置かないようにしましょう。

トイレ

ふん尿が飛び散って雑菌が繁殖しやすいトイレは床に置くのはトイレブラシとトイレポットだけにしましょう。
便座カバーやマットは毎日交換しないのであればない方が衛生的です。掃除のしやすさを優先しましょう。

キッチン

賞味期限切れの食品、不要な食器や容器を処分します。食器は重ねておくと、崩れると危険なので必要最低限に。無駄に多い割りばしやプラスチックのスプーン、レジ袋、保冷材も処分。
流し台の下は湿気がこもるため、食品を置くのは避けて、鍋や掃除道具を収納しましょう。

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実家にモノを置きっぱ放しにしていませんか?
サマリーの調査によると、独立した子供の4人に3人が実家にもの(本・洋服)を置いたままのようです。
子供にしてみれば、「親に顔を見せるいいきっかけになる」とポジティブに考えているかもしれませんが、親からすると迷惑のようです。
特に母親の6割が「邪魔」と感じています。実家の整理の前に、まずは自分の荷物が眠っていないか確認してみましょう。

今こそ始めよう。何気に続けていた習慣の見直し

「もったいない」は日本人の美徳の一つですが、なんでもかんでも「もったいない」と言って溜め込み、処分に頭を悩ませているようでは本末転倒です。「もったいない」を口実に、面倒なことから逃げているだけではないでしょうか。「もったいない」からの呪縛や何気なくいつも続けていたことを、きちんと見直してみたら、肩の荷がすっきり、あたらしい明日が見えてきます。

元を取らなきゃ

その考え方が貧乏性です。買った時点で元は取れていると思いましょう。
そうすれば、買ったものの使い勝手が悪いものを無理やり使い続けるようなことはしなくて済みます。

〇〇放題にとびつく

食べ放題や袋に詰め放題などは本当にお得なのでしょうか。量より質が大事です。
良いものを必要な分だけ食べる。買う。という方がはるかにお得で、本当の贅沢です。

いつか使うから

その「いつか」はやってきません。去年も出番がなかったのなら今後もないでしょう。
そうとわかれば、使わないモノを保管しているスペースこそ「もったいない」と気づけます。

もらわなきゃ損

たとえ無料でくれるモノでも、自分が必要としていないものなら断りましょう。
後で、捨てる手間や罪悪感を味わうことを考えると、いらないモノをもらった方が損です。

まだ使えるから

「また使う」なら使い続けましょう。でももう使わないけれど「まだ使えるから」という気持ちだけで保管するのはやめましょう。
今、自分が使わないモノは誰も使いません。

せっかくだから

「せっかくだからこれも買う」「せっかくだから、とっておく」と口に出しそうになったら一呼吸。
本当にいるモノなのか、とっておきたいものなのか、よく考えてみましょう。

張り切って家の片づけを始めようとしても、これはまだ使える。これは高かったものだからと始まると整理整頓はまったく進まなくなってきます。結局、段ボールにふたを閉めてしまうと、出して、見て、またしまうだけの作業になり、だんだんと体もつらくなり、掃除すら億劫になってしまいます。

年重ねるにつれ、管理能力はどんどん低下していきます。

選択肢が多いと悩む時間も増えます。その時間こそ「もったいない」時間です。

やってもやっても終わらない名もなき家事

家事をしていたら、いつの間にか一日が終わっていた。それもそのはずです。家事なんて無限にあるのですから…。実際に手やカ体を動かす片づけに加えて、考える家事、決める家事、待つ家事、耐える家事など数多くの名もなき片付けがあります。1つ1つの片付けに名前をつけて、名もなき片付けの『見える化』をしてみましょう。

ゴミ出し

  • ゴミの日を確認する
  • 家を出るまでにゴミをまとめる
  • 新しい袋をゴミ箱に入れる
  • ゴミを出す
  • 自分の家が担当なら、ゴミ捨て場の掃除もする

食器洗い

  • 食器ごとに順番に洗う
  • 鍋も洗う
  • 食器は乾きやすくするために、縦に並べる
  • シンクを使ったら飛んだ水気を布巾で拭き取る
  • ガスコンロをスプレーして、キッチンペーパーで拭く
  • 乾いた食器を棚に戻す

トイレットペーパーの補充

  • トイレットペーパーの在庫を確認
  • トイレットペーパーを買う
  • 袋から出して収納する場所に置く

自分がやるのが当たり前になってる→“名もなき家事”を一覧で見せて分担を提案してみましょう。
自分がこれだけ家事をしても、“名もなき”状態なので、家族は気づいていないかもだけかも…。
最初に書き出した“名もなき家事”の一覧を見せて、これだけやってるから分担したいと提案しましょう。

時間だけ浪費する片づけ

思いっきりモノを捨てたくなることもあると思います。衣替えや大掃除の時、モノが多すぎて探し物が見つからない時など、きっかけは様々ですが、思い切って捨てようと決意したのに思い出に浸ってしまったということはありませんか。

どうせ死ぬときに捨てるのだから、今捨てても同じだと思いましょう。

問題を先送りにする片づけ

換気扇の掃除、冷蔵庫の整理、納戸の片づけ、闇に包まれた押入れの段ボールを発見した時
大掃除の時にまとめてやっつければいいか。と目を合わさないようにしていませんか。

数年間も空けなかった段ボールは、段ボールのまま捨てるのが一番です。

やる気を一瞬で奪われる片づけ

完璧な片付け計画を立てたのに、ペースを乱されることが置き、すべてのやる気を一瞬で奪われたことはありませんか。丸一日予定がない日に、午前中はキッチンを片付けて、午後からは段ボールをつぶして郵便物を分別しようと考えながら、1ミリの無駄もない完璧な予定を組んでいたら,そんなときに限って、完璧な予定を完璧に狂わすようなトラブルが起きるモノです。

予定が完璧であればあるほど、遅れを取り戻すの気困難です。当然計画も丸つぶれ。そんな日は片づけ終了でいいのです。
何もしない日も必要です。

忙しい毎日の中で、家事や片づけに費やせる時間は限られています。限られた時間で無限の家事を完璧におこなう。リバウンドしない片づけなんて、どんなに家事や片づけに慣れている人でも、どんなに効率よくしていっても不可能です。

力を抜く事、完璧を目指さないこと。それ以外に答えはありません。

「なぜ片付けられないのか」がわかるセルフチェック!

コロナ以降、外食はしないで、ほとんど家で食事を作っているのですが一つ行っていることがあります。それは何かというと作り置きを止めてるということです。そうすると、冷蔵庫がとってもシンプルになりますし、必要以上に作らなくなるので太りません。ヘルシオのオーブンレンジがあれば、私の準備はせいぜい5分程度で、まぁ最大でも30分早ければ10分もあれば美味しいものが作れますので、作り置きはそもそも必要ない訳です。
冷蔵庫に作り置きのものが存在して、それを1日とか2日以内に食べなければいけないというプレッシャーがなくなるのも良い感じです。そして、なんといっても作り置きよりその場で作ったものの方が美味しいので、それも心が落ち着きます。洗い物は多少増えますが、まぁすぐに洗えば水洗いプラスαぐらいで全部きれいになりますので、そこまでのプレッシャーではありません。

「なぜ片付けられないのか」がわかるセルフチェック!

思い当たるところにチェックを入れてください。

チェック1

□流行ものや便利グッズ、ブランド物が大好き。見つけるとつい買ってしまう
□買ったまま一度も来ていない服、値札が付いたままの服がある
□街で配っている試供品やティッシュ、宿泊先のアメニティは必ずもらう
□特売、セールに弱い。安くなっていると買わずにいられない

チェック2

□映画のパンフレットやコンサートのチケットはとっておく
□値段が高かったものは古いモノでも捨てられない
□「いつか使えるかも」と思ってとってあるものが結構ある
□プレゼントでもらったものは好みのものでなくても捨てられない

チェック3

□クローゼットやひきだしの中にはモノがぎっしりつまっている
□日用品は多めにストックしておかないと落ち着かない
□同じようなデザインや色の服をいくつももっている
□ショッパーや紙袋は捨てられず、たくさんもっている

それぞれの項目でチェックが一番多かったのが、あなたの「片づけられない一番の原因」です。

1のチェックが多かった人は「買うのも、もらうのも大好き」タイプです。今はやっている、今だけお得という言葉に弱く、無料でもらえるモノにも目がないので、どんどんモノが家にたまっていきます。対処法は「本当に必要か」自問自答することと、無料配布のモノはもらわないと決めることです。

2のチェックが多かった人は「どれももったいない」タイプです。「何かに使えるかも」「いつか使うかも」と考え、捨てることに罪悪感をもってモノをため込んでしまいます。そういうモノが増えすぎると、それに紛れて本当に必要なものが十分に活用できなくなってしまうほうが、もっともったいないと考えてみてください。

3のチェックが多かった人は「多めにないと不安」タイプです。一応、念のため、とたくさんモノを持ってしまい、逆に最後まで使い切れないものだらけになるパターンです。ストック数や自分のライフスタイルを見直し、必要なモノの数を把握しましょう。

1.片づけは一生つづくもの【つづけられないことはやらない】
2.収納は考えない【モノをためる想像はもうやめる】
3.ひとつ捨てるだけでいい【実践を重ねればレベルはUPします】

悩みがちなモノを手放す捨て時基準


お知らせ


★お部屋中が、沢山のモノで、ゴチャゴチャしている。忙しくて、片付ける時間がない。モノが多くて、何がどこにあるのか分からない。
などで、お困りの方に…一緒に、お住まいの快適空間作りを致します。
お気軽にご質問、お問合せください。

「これ、捨てるべき?」「古いけど使える?」
使えそうなものを捨てるのはもったいないと思うもの。しかし、見た目は変わらなくても実は使えないものは少なくありません。

食品

・液体調味料は冷蔵庫で3か月が基本です。
アルコール度が高い酒や本みりん以外は、冷蔵庫で保存し、3か月ほどで使い切ってください。殺菌作用の高い酢は、1年でも大丈夫です。
・ドレッシングは2か月以内に使い切りましょう。
・めんつゆは2週間から1か月。
・インスタント食品や缶詰、レトルト食品も永遠ではありません。賞味期限が3か月過ぎたら、捨て時です。
・冷凍保存を過信するのはやめましょう。1か月程度で食べきりましょう。霜で保存袋の中身が見えなくなったものは乾燥が進んでいておいしくありません。

家電類

・電源タップは消耗品です。古いものは使うのを控えましょう。
・年に一度は点検し、異常を見つけたら処分。

園芸用品

・湿気を含んだ古い土はカビの発生源になり、アレルギーなどの原因になります。
・土を野外で乾燥させて再利用するか、自治体に問い合わせをして、処分を依頼する。

プレゼントや思い出のモノ

・実用品として使い続けられるものは使い、使えないものはインテリアして飾れるものを厳選して残す。それ以外のモノは形見分けなどをして手放す。
・大量の写真はお気に入りを残してアルバムにまとめる。写真は直感でいいと思ったもの、見栄えの良いものを残し、選ばれなかったものは潔く処分。
・出す機会の減ったひな人形、五月人形、クリスマスツリーもしまい込んでいたら宝の持ち腐れに、今後も飾らないなら、必要としている人に譲るか、人形などは供養して手放す。

こんなもの、あんなもの

・山盛りの文房具の中には使えないものが、よく使うものだけ残して処分。
・去年使った灯油は劣化していることがあるので、新たに灯油を買う際に、販売店で回収してもらえるかを相談してみる。
・頑張れば履ける靴はこの先履くことはありません。履きこごちの悪い靴は処分。
・使用頻度の少ない来客用スリッパはなくてもOK。スリッパを出されなくても気にならない人は多い。
・頂き物の未使用タオルや洗剤、寝具、使い切れない手芸用品は介護施設や保育園などに寄付すると喜ばれます。地域の社会福祉協議会に申し出ると、相談に乗ってくれます。

もったいないからと食べておなかを壊せば、本末転倒。電源コードも強引に使い続けると事故のもとで危険がいっぱい。しまい込んでているだけなら、大切にしていないのと同じことです。

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