5月なって少し気温が上がってきたので、外のテラスにいつもの安価なタブレットを持ち込んで、ぽちぽちと仕事をしています。
クーラーの風も悪くないのですが、外気の本物の風にはまったくかなわないので、やはり、外は最高です。
四季の中で、気温が気持ちいいのは春と秋ですが、春は花粉症の季節ですが、今の時期は花粉も少なくなり、暑くも寒くもなく、やはり、私はこの時期が一番好きです。生前整理のススメ

生前整理のススメ

実家の片づけは、大きく「生前整理」と「遺品整理」に分けられます。
遺品整理は、親がなくなった後、実家の状態が何もわからないまま片づけを行うことになるので、どこに重要なものがあるかわからず、そもそもどのように貴重品があるのかわからない。推測で探すしかないので、当然、心身ともに遺族の負担が大きくなります。
一方、生前整理は親の意思を確認しながら整理することができます。その目的は2つ。
親にこれからの人生を楽しんでもらえるように暮らしやすくするためと親がなくなった後に遺族が困らない状態にしておくことです。

実家の片づけの目的を認識する

安全のため…親が転倒しそうな要素を省く
防災のため…地震でタンスや本棚が倒れないように工夫をする。寝室に危険なものは置かないようにする。
介護のため…親が介護が必要になったときのスペースを確保しておく

親が片付けられない理由を理解する

親の老化と実家の変化は密接に関係しています。
同じものが複数ある…記憶力の低下
家が汚れている…家が汚れているのに気が付かないのは視力の低下
モノが集中したりゴミが増えている…腕力や脚力が低下して、重いものを持つのが億劫になっている

できるだけ早期に着手する

少子高齢化の時代、片づけるのは実家だけではなく祖父母の家や親戚の家の面倒を見る可能性もあります。また、自分の子の育児と親の介護が重なることも。「ダブルケアー」に自分自身も、もう若くはありません。事態が深刻になる前に片づけに着手しましょう。

親に言ってはいけないワード

自分の価値観を押し付けて、親のプライドを傷つけたり、悲しませたりして、親の気力をそいでしまったり、言い争いになっては意味がありません。
NGワード「させる・あげる・どうせ・だらしない・ボケる・捨てる・処分・迷惑・汚い・邪魔」
実家の片づけを始める時には、子供と親の判断基準は違うということをしっかり意識して言葉を選びましょう。

片づけは完璧に行う必要はない

意気こんで,ガラリと部屋のレイアウトを変えてしまうと、住み慣れた雰囲気を失った親は困惑します。
親が快適ら暮らせるようにする、親がなくなったときのために実家の状況を把握しておく、この二つを満たせば、大成功です。

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空き家問題は親が元気なうちからすでに種がまかれています。放っておくと、どんどん問題が大きくなってしまいます。親の生前に、実家をどれだけ片づけることができるかが命運を分けることになります。