必要なのはちょっとの心がけ!今日からできる家庭ゴミを減らす工夫
現在、多くの自治体で家庭ゴミの有料化がすすんでいます。
家庭ゴミを有料化する目的のひとつとして「ゴミの減量」が挙げられます。わたしたちが費用を負担することによって、「ゴミを出さない」という意識を高め、ゴミの減量をはかろうということです。
でも実際、どうすればゴミを減らすことができるのか?というのは大きくかかげられていないように感じます。
そこで、わたしたちの少しの意識と行動でできる、家庭ゴミを減らすコツをご紹介いたします。
余計なものを買わない・もらわない
わたしたちが「ゴミを減らす」ためにまず大事なことは、「ゴミになるものを買わない・もらわない」ということ。
具体的には……
- エコバッグをもっていって、レジ袋をことわる
- シャンプーなどは詰め替えできるものを選んでボトルのゴミを減らす。
- コンビニなどで、ストロー、おはしなどをもらわない。
- 何か物を買う時に自分の胸に「ほんとうに必要か?」を聞いてみる。
- 家に食材がたくさんあるのに、安いからといってまた買わない。
などなど。ぜんぶ当たり前のことのように思えますが、実際、すべて実践できているでしょうか?
最近、ゴミを減らそう!という目的で「3R」という言葉をよく目にするようになりました。
リデュース・リユース・リサイクルのそれぞれの頭文字をとったこの「3R」、名前だけでもおぼえているといいかもしれませんね。
ほんとうに小さなことでも、積み重ねれば大きなものに。少しでも意識するということが一番大事です。
しっかり分別する
「ゴミになるものを買わない・もらわない」と心がけたとしても、すべて買わない・もらわない訳にはいきません。
では次に、家の中のゴミを工夫して減らしてみましょう!
そこで必要なのは「分別」です。
お住まいの自治体によって異なりますが、ペットボトルや空き缶、古紙や食品トレーなどは、分別して捨てることができます。これらをしっかりと守ることも、家庭ゴミを減らす工夫といえます。
ちなみに、分別回収の代表ともいえるペットボトルは、リサイクル率85%以上だそうです。
生ゴミを減らす
さて、次は「生ゴミ」を減らす方法です。
毎日料理をすとどうしても出てしまう生ゴミは、減らしようがない!と思うかもしれません。
でも、工夫次第で少しでも減らすことができるのです!
- 生ゴミの多くは水分。よく水を切ってから捨てましょう。
- 野菜の皮や芯は捨てずに食べる。ついつい捨ててしまいがちな野菜の皮や茎などには、想像以上に栄養とおいしさが詰まっています。
- 野菜のヘタや根っこを再生させてまた食べる。料理をしていて、普通だったら捨ててしまう野菜の切れ端も実はまだまだ食べられるんです。
- (当たり前ですが…)ご飯を残さない。
- もし多めに作ってしまったら、捨てずに冷凍保存。
今日から試せることもあるので、ぜひ実践してみてください。
また、卵パックやコンビニなどのお弁当の容器は、そのまま捨てるのではなく、小さく切って重ねてから捨てるのも知恵のひとつです。
ゴミそのものの量が減るわけではありませんが、小さく切るとそのままで捨てるよりも容積が減ります。
ゴミ袋が有料な地域にお住まいの方にはいい工夫かもしれませんね。
家庭ゴミが有料化され、ゴミ袋の値段が高くてチョット……という方は、上記の方法で少しでもゴミを減らしてみてはいかがでしょうか。
ゴミが有料でない地域にお住いの方も、「ゴミを減らす」ということはとってもいいことなので、実践してみましょう。
※ゴミの捨て方は、各自治体によって異なります。必ずルールに従って捨てるようにしましょう。