ことわざや名言は昔からの人々の知恵の結集です。
何気なく耳にしたり、使ったりしていることわざや名言には、意外に深い意味があります。

只见树木,不见森林

[zhǐ jiàn shù mù , bù jiàn sēn lín]
ヂィー ヂィェン シゥー ムゥー  | プゥー ヂィェン リィン 
訳) 木を見て森を見ず

小さい部分をとらえてこだわるあまり、全体や本質的なことを見通さない状態をたとえて、「木を見て森を見ず」といいます。

木を見て森を見る中国人。森を見て木を見る日本人。全ての中国人が木を見て・・・と言いませんし、日本人にも木を見てからの方もいます。
ただ全体像を把握しようとする日本人は、アレコレと想定外を考えすぎる傾向もあり、なかなか先に進まないという場合もあります。

全体を俯瞰して見て、細部を見る。

旅行に行こう!となったら、
どこに行く、どうやって行く、何をするって決めていきますよね。

結婚する!となったら、
恋人を探す!ってなって、合コン、街コン、アプリ、相談所などにも行くかもしれません。

片づけよう!となったら
どこから始める、なにから始める、どうやって片づける、片づけ方がわからない場合はあれこれ悩まず、手っ取り早く、プロに相談する。忙しくて片づけどころか掃除もできない場合は家事代行を頼んでみる。

全体を見た時に、今は何に取り組んでいるのかを理解する。時々、一歩引いて全体を見る。また取り組む。意外とこれができない人が多いようです。
「木を見て森を見ず」をうまく使うことで、人生のリスクを減らせます。
ものごとをロジックで考えられるようになります。
家事をシステム化できるようになります。
役に立つことわざをどんどん覚えて、人生を深く見通せるようになりたいものです。