最近、家電もスマホも高性能化して、すっかりパソコンみたいになってきました。
スマホも複数アプリを立ち上げたりしたら、だんだんメモリーが複雑になってきて動作が不穏になってきます。
子供たちが巣立ってからは、日々、近頃の電化製品の嫌がらせに等しい操作手順に悩まされどうしです。
老人向けと言いながら、年寄りへの当てつけとしか思えない小さな文字で書かれた説明書を老眼鏡で読みつつ、悪戦苦闘すること1時間、それでも、どうしていいかわからない。
先日、洗濯機が突然動かなくなり、思い出したら、確か5年保証に入っていたはず、取説は速攻捨てたのだけど、保証レシートと領収書、「重要 保証書貼付用」は家電量販店の封筒に入れたいたので修理をお願いしました。
修理まで、1週間かかるといわれ、しばらくはコインランドリー生活になるのかと覚悟を決めていたのですが、一応電源を外して、中1日置いて、再起動すると、いつも通り動くではありませんか。
修理はキャンセルをお願いしましたが、すべての家電やスマホもパソコンも操作に往生したら、とりあえず一番大きなボタンを押してみる。動作が不穏になったら、とりあえず再起動する。
たいていそれでうまくいきます。
まずは最初の一歩
長い年月の間に少しずつ溜っていったれこれの片づけは、一朝一夕にはいかないものです。
あまり焦る必要はありませんが、60代になったら、およその「片づけ計画」を思い描いてみましょう。
年齢を重ねるごとにモノの数を減らす
モノの数と年齢は反比例させていく。
若い頃の生活はモノにあふれていてもいいけれど、歳をとるごとに一つずつ手放していきましょう。
モノは子供が幼い頃がピークで、子供の自立よって減ってきます。
高齢になればなるほど、積極的にモノを整理して処分するのが困難になってきます。
開かずの押し入れ
自宅の押し入れのどこになにがどのくらい入っているのか、即答できる人は多くないでしょう。
布団や季節家電が入っている程度にはわかるかもしれませんが、もっと詳しいこととなると、すっかり忘れている人もたくさんいることでしょう。
無造作に押し込めた段ボール箱や手つかずの段ボール箱は謎のダンボール箱になっています。
初歩的なことですが、段ボール箱には必ず大きな字で内容物と日付を書いておくようにしましょう。
あてにしないのがおたがいのため
高齢になれば、どちらかが体調を崩すこともあれば、病に倒れることもあります。
誰かをあてにしていれば、家庭内の機能はストップしてしまいます。
家事については、お互いに分け隔てなく受け持つ。日頃から家事に慣れている夫なら、いざというときにも安心して家を任せられ、心強い存在になります。
人をあてにする生活は卒業して、老後は互いが相手の負担にならないよう自立することが大切です。
歳をとって体が弱ったり、物忘れが進んだり、白髪が増えたりするのは嫌なものですが、衰えも面白がって、楽しんでいる人も大勢います。
私も老眼鏡をかけなければ、汚れが見えないのだけど、眼鏡をかけてみると、「なんなの、これは」と思うことがしばしばあります。
マイナスにとらえるのではなく、面白いととらえる心が若さを保つ最大のカギになるのではないでしょうか。